何故か皆さん抵抗感のある、ステロイド外用薬について表にしたので見てね。抵抗感あるのも、その昔メディアが「ステロイドって怖いのよね」を流したことから発端らしです。
今じゃ叩かれまくってるメディアですが、当時はスマホもなかったので情報源としては絶大でした。なのでメディアが流す事がすべて。パワーを感じますね。
そのメディアが「ステロイドは悪だ」といえば当時の日本人の頭の中は『ステロイドは悪』という事でいっぱいになりました。
きちんと正しい選択をして正しい使い方したら治ってた病気が、メディアのせいで拒まれてしまったんだからそれはかなりの罪。
ささ、オールドメディア叩きは置いといて、表でもAIに書かせて載せてみますか。
ステロイド外用薬の強さ分類と、副作用・日光に関する懸念点をまとめました。
🔹 ステロイド外用薬の強さ分類(ランク一覧)
ランク(強さ) | 代表的な成分 | 主な商品名 | 使用部位の注意点 |
---|---|---|---|
🟥 Ⅰ群(最も強い・ストロンゲスト) | クロベタゾールプロピオン酸エステル、ジフルプレドナート | デルモベート、ジフラール | 顔・陰部・皮膚の薄い部位には避ける |
🟧 Ⅱ群(とても強い・ベリーストロング) | ベタメタゾンジプロピオン酸エステル、フルオシノニド | アンテベート、フルメタ | 長期使用は避ける |
🟨 Ⅲ群(強い・ストロング) | プロピオン酸デプロドン(ボアラ)、ベタメタゾン吉草酸エステル、フルチカゾンプロピオン酸エステル | ボアラ、リンデロンV、フルコート | 顔やデリケートゾーンは慎重に使用 |
🟩 Ⅳ群(中程度・ミディアム) | トリアムシノロンアセトニド、デキサメタゾン | ケナコルトA、リドメックス | 比較的安全だが長期使用に注意 |
🟦 Ⅴ群(弱い・ウィーク) | プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン酪酸エステル | プレドニゾロン、ロコイド | 小児・顔・デリケートゾーンにも使用可能 |
🔹 ステロイド外用薬の副作用
ステロイド外用薬は適切に使えば効果的ですが、長期使用や誤った使用によって副作用が出る可能性があります。
1. 皮膚に関する副作用
副作用 | 症状・特徴 |
---|---|
皮膚萎縮(皮膚が薄くなる) | 長期使用で皮膚が透けるように薄くなり、傷つきやすくなる |
毛細血管拡張(赤ら顔) | 顔に強いステロイドを長期間使用すると、血管が目立つ赤ら顔になる |
色素沈着(黒ずみ) | 炎症が治まった後に茶色く色が残ることがある |
多毛(毛が濃くなる) | 長期使用により、塗布部位の毛が濃くなることがある |
ニキビ・毛包炎 | ステロイドの影響で毛穴が詰まり、ニキビができやすくなる |
酒さ様皮膚炎(ステロイド依存症) | 長期間使いすぎると、皮膚が赤くなり、かえって炎症が悪化する |
➡ 強いステロイドほど副作用のリスクが高まるため、適切な使用が重要!
2. 全身的な副作用(まれだが注意)
✔ 長期使用・広範囲に使用すると、ステロイドが血中に吸収されて全身に影響を及ぼすことも。
副作用 | 症状・特徴 |
---|---|
副腎機能抑制 | 体がステロイドに依存し、自分でステロイドを作る力が低下する |
成長障害(小児) | 広範囲に長期間使用すると、成長に影響する可能性 |
糖尿病の悪化 | ステロイドの影響で血糖値が上がることがある |
➡ 基本的に「外用薬」は全身への影響は少ないが、大量使用には注意!
🔹 ステロイド外用薬と日光(紫外線)
1. ステロイドを塗った部分に日光を浴びるとどうなる?
✔ ステロイド外用薬自体に「光毒性」はない ものの、皮膚のバリア機能が低下しているため、紫外線ダメージを受けやすくなります。
特に、色素沈着(シミ)や炎症の悪化につながる可能性がある ため注意が必要です。
➡ 対策
☀ 日光に当たる可能性がある場合は、朝の使用は避け、夜だけ塗るのがベスト!
☀ 日中に使用する場合は、上からUVカットクリームを使用するのもアリ。
2. すべてのステロイドが紫外線と相性が悪いの?
✔ ステロイドそのものが紫外線で変質するわけではないが、炎症を抑えている皮膚が紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼けやシミができやすくなる。
✔ 特に顔や首など紫外線が当たりやすい部位は、日焼け対策が必要!
🔹 まとめ
💊 ステロイド外用薬の重要ポイント
✅ ボアラは「ストロング(強い)」に分類される(ストロンゲストやベリーストロングではない!)
✅ 強さ(ランク)を理解して、適切な部位に使う
✅ 副作用(皮膚萎縮・毛細血管拡張・色素沈着など)を防ぐため、長期使用は避ける
✅ 顔やデリケートゾーンには「中程度」以下のステロイドを使う
✅ 紫外線を浴びると色素沈着のリスクがあるので、紫外線対策を!
ステロイドは 正しく使えば非常に有効な薬 ですが、長期間の乱用は危険です。
自己判断で使い続けず、医師や薬剤師と相談しながら使用するのがベスト!