成分名(一般名)「バルプロ酸ナトリウム」に悩まされた事が人生で一度だけあります。
当時はなんの薬か意味不明で、一般名と商品名が紐付けられたらそれで調剤しておりましたが、細かな違いについて無知でした。
というのも、バルプロ酸ナトリウムには、数種類の商品が絡んでくるからです。
単純に、バルプロ酸ナトリウムで処方が来ますと
「デパケン」
とかを調剤すればいいのですが、
バルプロ酸ナトリウム徐放錠と処方がきますと、途端に
「デパケンR」「セレニカR」などが該当してきます。
これを当時間違えて調剤してしまった記憶があり、先輩薬剤師に「めっ!!」と怒られてしましました。
しかもデパケンは分2〜3回にわけて服用する必要があり
デパケンRは分1〜2回
セレニカRは分1ですし、用法が違いますね。
なので、バルプロ酸ナトリウム 分2、なんて処方がきたときは
「デパケン」? それとも「デパケンR」?
徐放錠の文字を病院側が入力ミスした、ということまで考えると、どちらにも該当してくるので疑義照会します。
これ、普通錠? それとも徐放錠で入力したかった? どっち? ってな具合です。
同じく分1で処方が来た、つまり1日1回と処方箋に書かれている場合、
デパケンR? セレニカR? どっち?
となります。どちらも分1の用法があり、どちらにも該当いたします。
加えて一包化してくださいー、っとなると
デパケンとセレニカRはダメですので
デパケンRを調剤いたしましょう。
今は先発の商品名でコラムを書いていますので、割と違いがわかったりするかもしれませんが
これがジェネリック薬品の名前になると意味不明度が増します。
一般名はバルプロ酸ナトリウム徐放錠AだとかBだとかになってきます。
その昔はバルプロ酸ナトリウム徐放錠Aという処方がきたら
「バルプロ酸ナトリウム徐放錠B○○」を調剤しないとイケないとかいう
ほんとどうしてそうなった!? という世界がありました。
製薬メーカーも文句の嵐だったでしょう。考えればわかることですよ、ほんと。
バルプロ酸ナトリウムは、ややこしいというお話でした。
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