毎年薬価改定になってからというもの、毎年3月は面倒な月になってしまいましたね。
医薬品の卸さんも価格が毎年変更されるので、さぞ大変でしょうに。
医療費削減はおおいに賛成だけれども
薬価を下げることによって医薬品製造メーカーは当然のことながら疲弊しますよねぇ。
だって儲けようと思っても価格が国によって強制的に下げられたりするから売り上げあがらないもんねぇ。
で、原薬コストがUPしているので、いまや作るだけ損。
医薬品の製造中止の知らせをきくたびに、「またかよ。」とため息が出ます。
薬価が下がると売り上げが下げるのはメーカーだけではなく、卸さんもそうです。
センターからトラック等で全国に医薬品を届けてくれるとても大切なハブの役割を果たしているのに、売り上げが伸びないので
毎日3便の配送予定だったのに、2便に減らされ。
人件費を抑えないと利益もあがらないから人件費削除。
人手が出るばかりで、1人の手間は増えるだけなので仕事量増大。
2便は1便へ。。。
「土曜配送はすいませんが無くなります」
「平日の発注のしめは朝の10時でしめます。それ以降は明日になります」
「午後便を廃止いたします」
メーカーは疲弊し、新薬は製造できなくなり
既存の薬も作るだけ損する状態なので工場停止
卸がまわらないので医療機関への薬の配送が停滞
医療費をおさえたいがために薬価をさげたものの
患者に欲しい薬は枯渇する始末
病気で薬をすぐに飲みたいはずなのに、午後便がないので翌日まで持ち越し
迷走もいい加減にすべきだと、個人的に思いますわ。