オンライン服薬指導なるものが解禁され、患者さんは薬局に出向かなくとも薬剤師の指導をネット端末から受けられるというもの。
「次世代の薬局のあり方」みたいなカッチョイイ感じのするオンライン服薬指導ですが、僕自身いまいちピンと来ない部分があります。
その1
何かにつけてオンラインオンラインオンラインと最近皆「オンライン」使いすぎ問題。
オンラインゲームをはじめ、オンライン会議、オンラインサロン、オンライン授業・・・オンラインという単語のラッシュに違和感しかない。ちなみにリモートとかいう単語も巷では流行っているみたいなので注意。意味が違うらしい。こちらとしてはネット回線だろうが電話回線だろうが人の顔を見て仕事をするのに違いはない。
その2
薬剤師は薬局内からの服薬指導を想定されてるので、オンライン服薬指導は外からやっちゃダメ、みたいな空気出てる問題。
かといって医師は別にクリニック内からじゃないとダメ、みたいな制限が無い?(無かったはずです)そこの隔たりにも違和感しかない。え、薬局はダメなの?在宅訪問中の車の中とか、色々外に出て業務することも増えてるよ。
日本の悪しき?風習なのか、女性の活躍する場が出産や育児と共に消滅していく現実。
僕より優秀な薬剤師なんて星の数ほどいますよ。
何かしらの理由(出産、育児、介護等)で在宅を余儀なくされている優秀だと思える薬剤師(男女問わず)にも、在宅から出来る仕事がオンライン服薬指導なのではないでしょうか?
夢のある話だと思うのに、それが出来ないでいる。
もちろん個人情報の保護、漏洩問題等も十分対策を講じなくてはならないですが、こういった方たちの復職のきっかけ、知識を衰えさせない試みは大事なのではと思います。
その3
時間とりにくい問題。
オンライン服薬指導をするにあたって、患者さんの「指導を受けるタイミング」と薬剤師の「指導をするタイミング」が合致する必要がある。
オンライン服薬指導希望の患者さんが午前11時15分がいい! と言ってても、薬局でその時間帯、外来で忙しく待合室で大量の患者さんを待たせている場合もありますよね。時間の折り合いとか、都合ってのがつくのかどうかやったことないから不安です。
逆もしかり。こちらが待機しているにも関わらず、患者さんがオンライン上に入って来なかったら、待ちぼうけくらう時もあるのでは。おそろしい。
その4
そもそも端末もってない、端末の扱いに慣れてない患者さんどうするの問題。
スマホ持ってない人ももちろんいるでしょうよ。スマホの使い方に慣れてない人もいるでしょうよ。まずアプリのダウンロードって何?みたいな人もいるでしょうよ。
アプリをダウンロードして自分の生年月日とか個人情報とかカード決済、QR決済を登録して、保険証番号とかを入力してぬあああああああああああああああああああ!!!!
環境依存文字って何!!名前すら登録できないんだけど!
免許返納して車を運転できない。足が悪くて外に出ていけない。感染が怖い。オンライン診療をしたあと。
様々な理由で「薬局に行けない」状況下で、オンライン服薬指導という便利なものを活用しようにも、上記の人の中に端末もって自由自在に使いこなせている人っているのでしょうか?
使いたいときに使えないんじゃ意味がないですよね。
名前はかっこいいのにもったいない。活用場所がたくさんあるはずなのに国や自治体、各所関連団体が制限をかけてくるので宝の持ち腐れ。
未来はあります。
僕が沖縄や北海道といった遠隔地の患者さんの服薬指導を行っても合法だと認められているわけですから。面白いです。
それがオンライン服薬指導。
ちなみに当薬局も例にもれずオンライン服薬指導が出来る体制を着々と整えていますので、よければ意味もなく使ってみてください。まだ未経験です。ふっふっふ
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