便秘症に食前薬

食前薬って面倒ですよね。在宅医療しているとやっぱり面倒に感じますし、おそらく介護施設スタッフも面倒と感じているはず。

 

  1. アミティーザ®(ルビプロストン):
    • 小腸内のクロライド(ClC-2)チャネルを活性化し、腸内の水分を増やします。
    • 成人に対して保険適用される薬で、食事の後に1日1-2回内服します。
    • 副作用には下痢や悪心があります
  2. リンゼス®(リナクロチド):
    • 腸粘膜にあるグアニル酸シクラーゼC受容体を刺激し、腸液の分泌を促進します。
    • 成人に対して保険適用される薬で、食事の前に1日1回内服します。
    • 最も多い副作用は下痢です
  3. グーフィス®(エロビキシバット):
    • 回腸末端の胆汁酸トランスポーターを阻害し、大腸の水分量を増やす効果と大腸の運動を促進します。
    • 成人に保険適用される薬で、食事の前に1日1回内服します。
    • 主な副作用は腹痛と下痢です.
  4. モビコール® 配合内用剤(マクロゴール4000など配合剤):
    • マクロゴール4000は水を引きつける効果があり、便の水分を増やして便秘を改善します。
    • 2歳以上の人に保険適用される薬で、水に溶かして1日1-3回内服します。
    • 副作用には下痢や腹痛があります.
  5. ラグノス®NF経口ゼリー(ラクツロース):
    • 便の水分を増やす効果があり、ビフィズス菌や乳酸菌を増加させることで有害なアンモニア産生菌を減らします。
    • 成人に対して保険適用される薬で、ゼリータイプなので嚥下の機能が低下している高齢者にも使用しやすいです。
    • 主な副作用は下痢、腹鳴、鼓腸(胃腸にガスが溜まること)です

の中でもリンゼスとグーフィスはまぁ面倒なこと。

リンゼスとグーフィスは、どちらも便秘薬ですが、食前に服用する理由は異なります。以下に詳しく説明します。

リナクロチド
リナクロチド
  1. リンゼス (リナクロチド):
    • 作用機序: 小腸粘膜にあるグアニル酸シクラーゼC受容体を刺激し、腸管内への水分分泌を促進します。
    • 食前服用の理由: 食後に服用すると、副作用である下痢の頻度が高まるため、食前に投与されます.

副作用頻度UPするってよ!!!!

 

 

  1. グーフィス (エロビキシバット):
    • 作用機序: 胆汁酸の再吸収を抑制する薬で、胆汁酸が多く分泌される食事の前に投与されます。
    • 食前服用の理由: 胆汁酸は食事によって刺激され分泌されるため、食前に投与することで胆汁酸の再吸収を抑制する状態を予めつくっておくためです

効果なくなるってよ!!!!

大げさに書きましたが、理由あっての食前投与だと。ふむ。

面倒にはかわりないけどね!!

 

 

 

 

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