処方せん無しで医薬品が買えるだって!?

その名も、零売(れいばい)といいます。

 医療用医薬品は「処方箋医薬品」と「処方箋以外の医薬品」に二分されます。処方箋医薬品は文字通り処方箋がないと譲り渡すことができませんが、処方箋以外の医薬品は、処方箋がなくても(条件付きで)販売することが可能です。

 医療機関への受診を大前提に、薬剤師がカウンセリングを行い必要最低限のもの、量を販売することという意味です。

以下、どういった場合にこの薬局での零売システムが役に立つか、例をあげてみたいと思います。。

・いつも飲んでいる薬だが、どうしても急用等で受診日までの2日分だけ足りなくなる。

・今日に限って病院がしまっている。(臨時休診もありえます)

・受診したくても仕事の関係で受診できない。(夜勤の方や、休みが病院とかぶらない方等ですね)

・受診したが先生が保湿剤を200gしか処方してくれなかった。あと100gほど同じ保湿剤がほしい。(地域によって一月に処方できる最大量が決まっているからですね)

まだまだありそうですが、患者さんの都合と病院の都合が合致しない時は多々あります。こういう緊急事態のときに零売を活用できればと思います。

あくまでも、処方箋以外の医薬品が対象であり、薬局の窓口での相談、販売となる上に、保険調剤ではないので保険はきかないことを知っておいてください。

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